昨年12月25日にフェニーチェ堺大ホールで行われた、第16回定期演奏会のレポートです(少々遅くなりました)
今回の定演ではプロミュージシャンのオリタノボッタさんをお迎えしていつも以上に充実したプログラムをご用意させていただきました。
1部シンフォニックステージではオープニング『プロローグ・ワン』(田村修平)から、コンクール課題曲『メルヘン』(酒井格)、『秘儀Ⅸ〈アスラ〉』(西村朗)と重厚な選曲。何とオープニングに続いて、プログラムにはない『Catch That Sly Rabitte』(狭間美帆)を演奏。2月8日に東京文京シビックホールで行われる、第13回シンフォニックジャズ&ポップスコンテストに5年連続で出場が決まったことを記念して演奏させていただきました。同コンテストでの課題曲として演奏します。
そして1部最後は前半のメインプログラム、『Danzon No.2』(A.マルケス)で締め。10分近くの大曲をこの日のために練習してきました。オーケストラの重厚さの中にラテンのリズムを取り入れた難曲ですが、非常に聴きやすいアレンジで会場から大きな拍手をいただきました。
1部だけでなんと約1時間のプログラム。これだけでおなかいっぱいだったかも知れませんが、精華高校のステージはここからが本番。2部のダンスコーナーでは可愛い衣装に身を包んだアイドル「SEIKA小町」とあのバブリーダンスを完コピ、『ダンシング・ヒーロー』を楽しんでいただきました。
そしてゲスト、オリタノボッタさんを迎えての3部ポップスステージ
米米CLUBの名曲『浪漫飛行』でオリタさんをお迎えして、オリタさんのアルトサックス・ソロをフィーチャーしたジャズの名曲『The Christmas Song』『STARDUST』(真島俊夫)、そしてオリタさんの指揮で『SPY×FAMILYメドレー』をジャズアレンジで。
もう入らないくらいの充実したプログラム
そしてここからは会場のお客さまを巻き込んでのクリスマスパーティー
アース・ウィンド&ファイヤーの『September』に乗せて、「Call&Response」
オリタさんや部員達の煽りを受けて客席総立ちで大盛り上がり。これほんとに吹奏楽のコンサートですか?的な盛り上がり
最後の定期演奏会を迎えた3年生の紹介の後、最後の曲は『Welcome To The Tokyo Ⅲ Jazz Club』アニメ映画「新世紀エヴァンゲリヲン」のサウンドトラックを大胆にジャズアレンジした(編曲は狭間美帆さん)、NSBシリーズ最難曲ともいわれる楽曲を披露。
時間は2時間を軽く超えてしまいました。
もちろんアンコールにお答えして、今回は『宝島』と『Unite』を演奏させていただきました。『Unite』は予定していなかったのですが、急遽楽譜なしで演奏。しっかり覚えてましたね。
最後はクリスマスなので『ホワイトクリスマス』でフェードアウト。2時間半にわたる長大なプログラムを終えることができました。
今回の定期演奏会は直前インフルエンザやマイコプラズマ肺炎に罹患してしまった部員も出てしまい、全員揃っての合奏練習がほとんどできない中で本番当日を迎えることになりましたが、3年生を中心に早い段階で曲の練習や構成演出を考えていたおかげで、大過なく全プログラムを終えることができました。
会場と一体となった演出 や初めての有料公演、グッズ販売など、これまでとは少し違った取り組みも行いました。今後ますます成長する吹奏楽部をこれからもよろしくお願いします。