9月24日(日) 堺市立初芝体育館にて大阪私学なぎなた大会が開催されました。本校は、3年生の男子部員のみ。大阪高体連、私体連の公式戦としてはこれが最後。10月からの大会は基本、新チームということになる。3年生にとっては、感慨深い大会になった。
ただし、日程的には最悪の日程だった。なんと、前日が文化祭!文化祭前は、出演団体の練習のため、なぎなた部の練習場所である舞台を明け渡さなければならず、練習するなら職員の駐車場空きスペースなど、ジプシーのような活動となる。3年生どうしで相談しながら文化祭の準備と練習でよく頑張った。顧問曰く、「この状態で結果にこだわるな!最後の試合を楽しめ!」これしか言いようがないでしょ。
そのため、演技も勝ちにこだわれば、エリアス仕掛け、春助応じだが、あえて入れ替えた。エリアスの応じはこの3年間で初めてである。さらに、団体戦中堅を欠く布陣で、エリアス人生初の大将に据えることにした。いろんな経験を積んで一区切りをつけたかった。
ところがどっこい、彼らは顧問の配慮などなんのその、最高のパフォーマンスを見せてくれたのである。さすがに演技は1回戦で敗れたものの、個人戦では主将大槻春助が優勝。この結果、春助は、1年生から出場した全ての公式戦無敗、即ち全勝でなぎなた高校生活を終えることが出来た。私の記憶の中で、公式戦全勝の部員は、春助が最初で最後である。
次に驚いたのは、団体トーナメントである。3人戦の中堅を欠く状況。すぐに敗退だろうと思っていたら、2人で頑張り、時として代表戦に持ち込んで薄氷を踏む思いで3位決定戦まで持ち込み、ここでも勝ち切って3位に輝いた。
大将エリアス、この賞状は値打ちあるぞ!
最後の公式戦で彼らの頑張りと楽しむ姿を見せてくれました。全校集会で本日、表彰伝達できたことを、顧問は誇りに思います。「ありがとう!」
ここからしばらく3年生は自分の進路に向けて集中させます。しばらく活動をお休みいたします。進路が決まれば再び活動を再開したいと思います。なぜなら、精華高校なぎなた部には引退という文字はありません。かつての先輩たちもそのように活動してきました。卒業式が真の引退です。ちょっとの間、おやすみなさいZZZ